Intime Blog:アンチーム・ブログ

200年住宅のビジョンへの取り組み

2011-5-7 by suzuki

はじめに

 最近、住宅のロングライフ化の話題が多くなっています。日本の住宅だけ耐久性が極端に悪いわけでわないだろうが、日本の住宅寿命は欧米に比べて平均的に短く、約30年程度で立て替えられるといわれています。よく指摘される多雨多湿といった自然要因の他に,原因として考えられることはいくつかある。 まず、住宅の質。戦後の復興期から高度経済成長期にかけとくに都市部に住宅不足が起こり、質よりも量の確保を目指した住宅供給が行われてきました。 無論、住宅品質確保促進法などが整備されていない当時のことであり、それらの住宅が老巧化した現在、維持管理のコストや手間が想像以上にかかることを考え、手っ取り早く立替を選ぶ人は多くいます。 次に、日本人のライフスタイルの変化があげられます。古い住宅は、豊かさの追求や使い勝手の改善、将来の家族構成や時代の変化に伴うリフォームなどの要求に対応できない構造が多く、このことも建て替えを助長している。

200年住宅ビジョン

 質より量を重視した過去を反省し、平成18年6月8日に住生活基本法が公布・施工されました。ここでは「フローからストックへ、量から質へ、住宅から住生活へ」の転換が掲げられています。 具体的な基本理念は、「現在及び将来における国民の住生活の基盤となる良質の住宅の供給、建設、改良又は管理」や「良好な居住環境の形成」などです。

 この法律の基本理念にのっとり、成熟社会にふさわしい豊かな住生活の実現のために平成19年5月、自由民主党政務調査会では「200年住宅ビジョン」をまとめました。まず、過去の住宅政策の転換提言として、「つくっては壊す」フロー消費型社会から「いいものをつくって、きちんと手入れし、長く大切に使う。」ストック型社会への転換が急務であることを強調しています。 また、超長期にわたる安全な暮らしの実現の為、大地震にも耐え、その後も数世代にわたり使用可能な住宅「200年住宅」の実現と普及、個人の財産としての住宅そのものの価値を維持し、これを社会全体の資産として承継していくことが重要と認識し、政策課題に取り組んでいくものとしています。

 大切なことは、今回のビジョンにあるように、ライフプランの変化等に対応する為に、日本の住宅をリフォームや維持管理のしやすい基本構造にしていくことでしょう。  

このページのトップへ